5 月 3rd, 2009
1本だけひょろんと情けなく飛び出てる白髪を見るとつい、抜きたくなるもの。でも、白髪って抜くと増えると言うし。ほんとのところどうなの?という事で、調べてみたので報告する。
結論から言うと、「白髪は抜くな」という事。最悪の場合、ハゲる原因を作り出してしまう。理屈はこうだ。
髪を無理に抜いてしまうと、毛根を痛めてしまう。そして通常、1つの毛根からは2、3本の髪が生えている。1本の白髪を抜く事で、その周りの正常な髪も傷つける事になってしまうのだ。
さらに、被害はそれだけではない。毛根は非常に細やかな毛細血管と神経で密接に繋がっており、1つの毛根を傷つけると、そこから周囲の毛根まで傷つけて抜けやすくしまう危険もあるのだ。不用意に抜いた1本が10本、20本に影響していると思うと・・・怖すぎる。
ちなみに、白髪を抜いた後に運良く生えてきた髪もやっぱり白髪になってしまうのはご存知だろうか。白髪を無理に抜いてしまうと、その毛根のメラノサイトまで傷ついている可能性が高い。傷ついたメラノサイトからはメラニン色素が作られなくなり、髪が色づかないというわけだ。こうなると、白髪を抜くメリットはその場限りの満足感以外全くない。
というわけで、白髪はやっぱり白髪染めシャンプーや染色剤で隠してやるのが無難といえそうだ。自然に抜け落ちて、次に健康で黒々した髪に生え変わるまでの我慢我慢。
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